プロ野球界 チームを優勝に導いた名監督の共通点

名監督とは

プロ野球でチームを優勝に導いてきた名監督の共通点は、選手を批判したり悪口を言わず、選手に非があっても口外しないことです。名監督は、試合の勝敗は指揮官である自分の責任だという発言をすることから、選手が自己的に反省するように促しています。責任感のある監督こそが、選手はついていき、チームがまとまっていくのです。かつての巨人・原監督や中日・落合監督は、チームを一つにまとめ優勝の栄冠に輝いています。現在、日本ハムを指揮する栗山監督もまた、敗戦した際には自らの采配を反省して、全て自分の責任とよくコメントをしています。リーダーとしてのひたむきな姿勢や責任感が、就任1年目と4年目の二度、チームを優勝に導いたのです。

また、名監督とは必ずしも名選手だったとは限りません。現役時代は、技術的に優れ自己管理能力を発揮していたとしても、指揮を任されるようになると、混乱し、壁にぶつかることになる監督も多いのです。チームをマネジメントする立場になると、技術面だけではなく、奥深い人間性も問われます。原・落合・栗山各監督の共通点は、選手に対し、すぐにその場で監督自らが直接本人にわかりやすく指導していることです。指導するにあたり、決して改善する指導と誹謗中傷を混同せずに、選手一人一人を信じて人間性を批判するようなことの無い指揮官が名監督と言えます。野球を知り、人を知る人間性豊かな監督こそが、良いチームや良い選手を育てあげていくのです。