プロ野球と大学

毎年秋になると、各プロ野球チームが、新たな戦力を加えるためのドラフト会議が行われ、それはファンにとっても一種の風物詩的なイベントになっています。そんなドラフト会議で各チームが狙っているのは大きく二種類に分けられ、じっくりと育成するための高校卒業の選手と、即戦力として活躍することを期待する大学卒業の選手です。近年では特に、大学リーグで目覚ましい活躍をする選手が増えてきたこともあり、早いうちからアプローチをかけることが当たり前になってきました。

また、プロ野球チームと大学生のチームが定期的に交流試合を行うことがあり、能力を調査する良い機会となります。即戦力として選手を獲得することができれば、前年良い結果を残せなかったチームでも、翌年において浮上のきっかけにすることができるため、各チームのスカウトが積極的に調査を進めています。

このように、お互いが緊密に関係していることにより、全体としての野球界をより盛り上げることに貢献しています。また、プロとアマチュアという違いはあっても、最近は実力が拮抗することも珍しくはなくなり、お互いが良いライバル関係を築くことにより、刺激を与え合うことで、より質の高い野球界を作ることになります。