プロ野球 『ゴールデングラブ賞』

プロ野球には打撃や投球成績によって様々なタイトルがあります。守備のタイトルもあり、それがゴールデングラブ賞です。その年、もっとも守備で活躍した18名の選手におくられます。

ゴールデングラブ賞は他のタイトルとは違い、エラー率やゲッツーの多さなど、数値ではかるタイトルではありません。理由は、肩の強さや、守備範囲、ポジショニングなど、守備の上手さを比べるのには数値化するのが難しいためです。また、セ・パ両リーグからそれぞれのポジションごとに選出されるため、毎年計18名の選手がこのタイトルをとることができます。

選出方法は、野球の取材を重ね、試合を見てきた記者の人による投票によって選ばれます。投票数を1番集めた人が、そのポジションのゴールデングラブ賞を獲得できます。「記者の基準じゃ曖昧じゃない?」「この選考方法で、信憑性は大丈夫なの?」と、思う方もいるかもしれませんが、近年ではファンも納得できる選手が選ばれています。過去には物議を醸しだす選出もありました。エラー数が1位だった選手が選ばれたり、守備がうまいのに肩の弱い選手が選考され批判を浴びたこともあります。1990年代くらいから、その反省も活かされ大きな波紋を呼ぶ選出はされなくなっています。

ゴールデングラブ