プロ野球の新人王

新人王

ルーキーの選手、もしくは数年間やってようやく1軍で活躍した選手が対象となるのが新人王です。前年までに投手なら30イニングまで、野手なら60打席までの5年目の選手までが対象となります。プロ野球の新人王は名だたる選手が活躍する一方、この年をピークに下降線をたどった選手など、必ずしも飛躍にはつながらないものの、傾向としてはこれからのプロ野球界を背負って立つような選手を中心に獲得しています。

目安となる成績として、投手なら10勝前後、野手なら3割前後となっています。救援投手が新人王に輝くこともありますが、タイトルを獲得するほどの成績であれば優先されるものの、先発投手として活躍している方が優先されたり、同じ打者でもホームランの多い方が優先されるケースがあります。選ぶのは記者であるため、インパクトとして誰が一番記憶に残りやすいのかというのが大きく、傾向としては投手がとりやすくなっています。特にパリーグは20年近く続けて投手が獲得しており、野手にはつらい状況が続いています。

年によっては評価が分かれ、なぜこの人が獲得するのかというのもありますが、そうした議論もまた面白く、多くの野球ファンを熱くさせる議論が出てきます。