プロ野球におけるトリプルスリー

トリプルスリー

日本のプロ野球には様々な記録がありますが、打者の記録で最も評価をされる記録が年間の本塁打をはじめ打率と打点の打撃3部門全てにおいてリーグで1位になった選手を三冠王と呼びます。この他に打てるだけでなく走れる選手という意味で、打率3割以上と本塁打30本以上という打撃力と30盗塁以上の走力を記録した選手にはトリプルスリーという記録を与えています。

トリプルスリーの達成者は日本プロ野球の歴史でも、2016年度終了までに、わずか10人しか達成していません。その中でも、2回達成しているのは、ヤクルトスワローズに在籍をしている山田哲人選手だけになっています。

トリプルスリーに関する話題で珍しいのは、2016年度は、セリーグでヤクルトスワローズの山田哲人選手が記録達成をして、パリーグで福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手が記録を達成するという両リーグで同年に記録達成者が出るという素晴らしい記録がある一方で、残念な記録保持者として、あまり知られてはいないのですが、いまだにミスターと呼ばれて人気の長嶋茂雄氏は、本塁打が後1本という所で記録達成を逃しています。

ただ、これだけであれば、惜しいという意味で多くの選手が該当をしているのですが、長嶋茂雄氏の場合にはこの年に本塁度を打ちながらベースを踏み忘れてしまったために記録達成に届いていないだけに、何とも珍しい記録になってしまったといえます。